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プロパティの参照順序について

JavaScript

 結論から言うと、プロパティは以下の順番で値を探しに行きます。

  1. ローカルプロパティ
  2. __proto__内のプロパティ(prototypeからセットされたプロパティ)
  3. __proto__.__proto__内のプロパティ
  4. __proto__.__proto__.__proto__・・・と続く
  5. undefined


 以下の例で言うと、naotoknkオブジェクトのプロパティは以下の順番で値を探しに行きます。

  1. naotoknk(WorkerBee内で定義されたプロパティ)
  2. naotoknk.__proto__(WorkerBee.prototype内で定義されたプロパティ)
  3. naotoknk.__proto__.__proto__(Employee.prototype内で定義されたプロパティ)
  4. naotoknk.__proto__.__proto__.__proto__(Object.prototype内で定義されたプロパティ)
  5. undefined
function Employee() {
    this.name = "";
    this.dept = "general";
}

function WorkerBee() {
    this.projects = [];
}
WorkerBee.prototype = new Employee; // 継承

var naotoknk = new WorkerBee;


 この例では、WorkerBee.prototypeにEmployeeのインスタンスを定義しています。Employeeインスタンスにはnameプロパティとdeptプロパティが定義されているので、WorkerBee.prototype内にnameプロパティとdeptプロパティが定義されるのです(すなわち、継承)。
 このとき、naotoknk.nameを参照すると、naotoknk内にnameプロパティを探しに行きます。しかし、存在しないため、naotoknk.__proto__内に探しに行きます。ここには存在するため、""(空文字列)を返します。

naotoknk.name == naotoknk.__proto__.name